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鳴海・伊良湖岬・伊勢_2012(h24).10.12

 2002 年 10 月の義仲寺訪問から本格的に始めた芭蕉巡りは、今回で満 10 年となりました。
台風の影響が心配でしたが通り過ぎてくれ、予定どおり 10 月 2 〜 5 日、鳴海・伊良湖岬・伊勢を歩いて来ました。

 2012(h24).10.12   G.Kitoh

名古屋市緑区_2012(h24).10.02

 鳴海には芭蕉最古の供養塔と芭蕉が生きている時に唯一建てられた塚がある、ということで訪ねました。

誓願寺 緑区鳴海町根古屋

 境内に芭蕉堂と供養塔があります。
供養塔は緑色の石で、裏に元禄 7 年甲戌(きのえいぬ、こうじゅつ) 10 月 12 日という文字が読めました。

誓願寺 芭蕉堂

誓願寺 供養塔

 

供養塔解説版

千句塚公園 緑区鳴海町三王山

 「星崎の闇を見よとや啼千鳥」と詠んだことを記念して建てられた千鳥塚が、彼岸花に 囲まれて建っていました。

千鳥塚

千鳥塚解説板

 

夕食

 名古屋駅の居酒屋で、どて煮 などを食べました。

どて煮

 

愛知県田原市_h24.10.03

 名古屋から豊橋へ電車で行き、新豊橋から三河田原まで豊橋鉄道に乗りました。 田原からはタクシーで回りました。

潮音寺 田原市福江町原ノ島

 芭蕉が越人を伴って、渥美半島保美に住む杜国を訪ねたのは貞享4(1687)年11月でした。
その杜国の墓が潮音寺にあります。杜国の墓の横に、芭蕉、杜国、越人の3人の句碑があります。

潮音寺解説板

 

杜国の墓

 

三吟句碑

 

「鷹一つ」句碑 田原市伊良湖町宮下

 芭蕉・杜国・越人の3人は伊良湖岬へ足を伸ばしました。
ここで芭蕉は「鷹一つ 見付てうれし いらご崎」の句を詠みました。

鷹一つ句碑

 

恋路ヶ浜 田原市伊良湖町恋路浦

伊良湖岬の遠州灘に面した海岸が恋路ヶ浜です。
ここの駐車場付近の出店で大アサリを焼いてくれます。ホッキ貝くらいの大きさで驚きました。

恋路ヶ浜

 

大アサリ

 

伊良湖岬の夕日

 日の入りは17時33分、その直前の夕日です。

伊良湖岬の夕日

フェリーターミナル 田原市伊良湖町宮下_2012(h24).10.04

 フェリーターミナルには道の駅が入っています。
このターミナルから岬の山を見ていると鷹が4,5羽集まって回っていました。
鷹の写真はようやく撮ったものですが、サシバなどではなくてトビかもしれません。
それでも「鷹一つ・・」と心の中でつぶやきました。

フェリーターミナル写真

 

 

伊勢神宮外宮(げくう)  伊勢市豊川町_2012(h24).10.04

 伊良湖岬からフェリーで鳥羽に渡り、伊勢市に来ました。芭蕉は外宮を貞享元(1684)年8月30日に参拝しています。

 野ざらし紀行では、
   我僧にあらずといへども、浮屠(ふと:僧侶)の属にたぐへて、神前に入事をゆるさず
 と記しています。
 この辺りから参拝をしたのでしょうか。

伊勢神宮外宮

 

木槿(むくげ)塚 伊勢市岡本_h24.10.04

 外宮からほど近い場所にある豊宮崎(とよみやざき)文庫跡に、芭蕉の「道のべの 木槿 は馬に くはれけり」の句碑があるということで行きました。
 立ち入り禁止になっていて、芭蕉句碑の案内板はありません。
中に入って撮ったこの碑が木槿塚で、側面に句が彫っているそうです(観光案内所で確認したことなどから、後でわかりました)。

木槿塚

 

鉄人28号像 神戸市長田区若松公園_2012(h24).10.05

 帰りは神戸空港からでしたので、以前、北海道新聞日曜版に載った「鉄人28号」のことを思い出し行ってきました。
高さ15.6b、重さ50dということです。

鉄人28号像写真

 

      
      
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