Home > 松尾芭蕉の足跡を行く > 平成21年(2009)唐招提寺他

唐招提寺 他_2009(h21).11.16

  13日夜に旅から戻り、昨日から写真の整理、行程表の作成をしています。
現地の最低・最高気温、乗車した電車の時間、拝観料などをメモしてきた紙を見ながら打ち込みます。
さらにお寺のしおり、食事所の箸袋などをファイル帳に時系列で並べて貼っていきます。
これらが終わるのに昔は1週間はかかったのですが、今は3日ほどで仕上げています。

 2009(h21).11.16   G.kitoh

大阪東淀川区 「中島惣社(なかじまそうじゃ)」_h21.11.11

 雨がちょうど上がりました。
「宮人よ 我名をちらせ 落葉川」の句碑があります。
「悲観主義は気分に属し、楽観主義は意思に属する」(アラン幸福論)。
人生何事も “やらされている” という気分で取り組むのではなく、“やってみよう”という意思が 道を切り開くものである」という大阪府神社庁のポスターが貼られていました。
ここで アランの幸福論 に出逢うとは、帰宅してかび臭い幸福論を開いてみました。



奈良市五条町 「唐招提寺」_h21.11.12

 唐招提寺には高校修学旅行で行ったと思います。
近鉄西ノ京駅の前が薬師寺でその左方向が唐招提寺です。
若葉して御めの雫ぬぐはゞや」 の句碑が建っています。
鑑真和上の像を拝むことはできませんでした。



桜井市初瀬 「長谷寺 」_h21.11.12

 長谷寺は、仁王門から長い石段の回廊をのぼり本堂へ着きます。
芭蕉はここで 「春の夜や 籠り人ゆかし 堂の隅」 の句を詠んでいます。
長谷寺の中には芭蕉の句碑はなく、一茶の 「我もけさ清僧の部也梅の花」 の句碑がありました。



桜井市初瀬「崇蓮寺」_h21.11.12

 長谷寺の近くにあるお寺です。
ここに「春の夜や」の句碑があるということでお邪魔をしました。
訪れる人は、私以外誰もいませんでした。初瀬観光協会の観光マップにも崇蓮寺が載っていないのは理由があるのでしょうか。



桜井市多武峰 「談山神社 」_h21.11.12

 奈良の紅葉の名所が談山神社です。芭蕉は 「笈の小文」 の中で、三輪、多武峯、 臍峠(ほそとうげ)と地名をあげています。
芭蕉がここを通ったのは元禄元(1688) 年3月下旬です。桜の季節で紅葉の頃ではありませんでした。



明石市人丸町 「柿本神社」_h21.11.13

 芭蕉がもっとも西に行ったのが明石です。
明石市立天文科学館の奥(北)にある柿本神社門前の広場に「蛸壺や はかなき夢を夏の月」の句碑があります。
すぐ側に日本標準時子午線標示柱が建ち、海には明石大橋が架かっています。


      
      
Copyright (C) 2010 All Rights Reserved by 北海道立札幌東高等学校 14 期 OB